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Interview

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尼寺 慶子氏
vol.13

デザインコンサルティングを根付かせたい!

株式会社アイ・トライブ
三木 泰裕氏
尼寺 慶子氏

株式会社アイ・トライブ
三木 泰裕氏
尼寺 慶子氏

アイディアにデザイン思考をプラスして形にするお手伝い

ある企業の新製品や新サービスに関するアイディアやイメージを形にする作業は、大きな困難と長い時間が必要となる。この「必要なものを考えて、目に見える形にする」というプロセスをユーザー目線やデザイン思考をもとにサポートするのがデザインコンサルティングだ。現在、このデザインコンサルティングをメイン事業として取り組む株式会社アイ・トライブの代表取締役・三木泰裕氏と取締役・尼寺慶子氏は、前職は同じ会社でスマートフォンアプリの受託制作を行う営業担当と制作担当だった。三木氏によると、当時からデザインコンサルティングに対するニーズは高かったという。
「スマートフォンアプリの制作について打ち合わせる中で、デザインコンサルティングはできないのかという要望が寄せられていました。ただアプリ制作業務がメインなので、なかなかデザインコンサルティングだけをお手伝いするというのは社内的にも難しくて……」

二人が前職で勤めていた会社は、技術を理解した上でのデザイン提案を行っていたこともあり、デザインコンサルティング的な要望が多かった、と尼寺氏。
「クライアントの多くは、大手メーカーなどの技術者の方です。私はGUIデザイナーなのですが、クライアントがやりたいコトやイメージに対して、技術者とは異なるデザイナー視点の意見を求められることも多かった。形にするプロセスだけを手伝って欲しい、あるいはプロトタイプまで作って欲しいなど、お客さまによって要望は多種多彩です」

起業間もない会社にイメディオは最高の環境

前職の会社が志向するビジネスの方向性や会社規模では、ビジネスとして成立しづらかったデザインコンサルティングも、少人数で特化すれば十分にビジネスとして成立すると考えた三木氏は、尼寺氏とともに起業することを決意する。
「技術者はもちろん経営者も、デザイン的な視点や思考に興味を持ち始めているのを感じていました。上流工程からデザイン思考が加われば、開発スピードも上がり収益にもダイレクトに影響を与えられるようなお手伝いができると考えました」

こうして尼寺氏とともに株式会社アイ・トライブを立ち上げた三木氏。だが、オフィスの場所選びはかなり悩んだそうだ。
「できるだけ家賃が安いところ、もうひとつは相談したりアドバイスしてもらえる人がそばにいること、この2点を条件にオフィスを探しました。イメディオは、大阪産業創造館の方に紹介していただいたんですよ」

それまで多くのオフィスやレンタルオフィスを見学していた三木氏と尼寺氏だが、イメディオは見学してほぼ即決で入居を決めた。
「ハード面では応接室やPCトレーニングルーム、Makersラボなどの設備が充実しているのは魅力でした。ここまで綺麗な設備と開放的な空間が揃ったオフィスはありませんでしたし、ソフト面でもスタッフの皆さんは明るくてどんな相談にも乗ってもらえそうで心強かったですね」

デザインコンサルティングの存在を日本中に広めたい

入居するにあたり、イメディオに期待することをたずねると、三木氏は同じ境遇の経営者同士のコミュニケーションに期待を寄せていた。
「状況や環境が似た企業が集まっているので、相談しあえたり、刺激しあえる環境に期待しています。普通のビルに事務所を構えると、お隣さんには気軽に相談できませんから。イメディオなら廊下ですれ違いざまに気軽に相談できるんですよ」
尼寺氏もイメディオがもたらす人と人のつながりに多くの刺激を受けているそうだ。
「他の入居企業の皆さんとのコミュニケーションも刺激になります。先日は『女子会』を開いていただきました。とっても盛り上がりましたよ(笑)。前職時代、これほど社外の人、さらにはデザイナー以外の人と話をする機会はありませんでした。デザイナー同士で話すと共感や知識の共有になりがちですが、異業種の人だと新しい知識や刺激が次々に飛び込んでくる。新鮮で刺激的です」

最後にお二人に今後の展開についてお話をうかがった。尼寺氏はデザイナーとしてデザインコンサルティングが世の中に根付かせる一助となることを目指す。
「今後、目に見える部分を描くだけのデザイナーは淘汰されていくでしょう。デザインコンサルティングが世の中に浸透するかどうかは、お客さまに新しい視点を提供できるかどうかに掛かっています。ビジネスとしてデザインコンサルティングを定着させることが使命だと考えて取り組んでいきたいですね」

三木氏は経営者の視点から、デザインコンサルティングの未来を描いていた。
「デザインコンサルティングの存在が日本中に広まり、そのメリットを認識してもらえれば必ず需要は高まるはずです。デザインコンサルティングを活用することで、よりユーザーが求める製品やサービスとなり、海外の製品やサービスに勝つところまで貢献したいですね」

掲載日 2015年1月28日
取材・文 株式会社ショートカプチーノ 中 直照